エクステリアも家の一部です
3.エクステリアは100人100色
外構業者もなかなか
答えられない金額面

「家」と「庭」が揃って、始めて「家庭」になる。家づくりにおいて庭づくりを含めて家回りにも⽬を配りながらプランを⽴てていく重要性を感じつつも、やはりお⾦の⾯も気になってきます。こだわりや希望もあるけど、使えるお⾦に限りもあるため、出来ることなら安く済ませたいという思いは全ての家づくりをしている⽅に当てはまる悩みです。
そうすると、⼀般的にエクステリアにはどのくらいのお⾦がかかるのか気になってくるかもしれません。エクステリアに関する情報は住宅ほど世の中にあふれていませんので、得られる情報を持ち合わせていないお客様だと⾦額感がつかめません。
しかし、実はこの質問は外構業者もすぐには答えにくい質問なのです。

エクステリアは100⼈100⾊、
「完全オーダーメイド」でつくるもの

お客様の要望により全く異なる金額

それは、エクステリアが完全オーダーメイドの商品だからです。
⼟地の広さや形状はもちろん、住宅の外観やイメージ、お客様の希望する暮らし⽅によって、どのメーカーの商品を使うかであったりどんな植⽊を植えるかなどは、お客様によって全く異なります。既に形のある⼯業製品であれば、1つ幾らという定価であったりメーカー希望⼩売価格というものがあったりします。なので例えば42型テレビ1台がどの程度するのかは購⼊する店舗で⾦額差はありますが⽬安の価格帯としては把握することが可能です。
しかしエクステリアの場合、このような購⼊の仕⽅ができないのです。
それは完成品を⼿に取って確認することができず、お客様の要望によって⾦額が変わってくるからです。

植栽工事、金物工事、水道工事・・・
エクステリアには
様々な種類の工事が存在します

また、エクステリアは⼯事であることもすぐには⾦額を出しにくい理由の⼀つとなります。
例えば⾨壁を作るにも、使う材料などによっても⾦額が異なりますし、作り⽅も会社によってさまざまです。また、外構⼯事といっても中⾝には様々な⼯事の種類が存在します。植⽊を植えたりする植栽⼯事から、フェンスやカーポートを設置する⾦物⼯事、駐⾞スペースをコンクリートで舗装するコンクリート⼯事もあれば⽴⽔栓を取り付けるために⽔道⼯事や、夜にシンボルツリーを照らすための照明をつけるとしたら電気⼯事も必要になってくるかもしれません。
ただ、それらすべてが⼀つの会社でできればいいのですが、外構会社にも得意‧不得意があるため、⾃社でできない依頼は別の会社に⾒積もり‧施⼯を依頼することになります。

⾦額⾯はもちろん⼼配だが、
まずは希望のお庭づくりから相談

なので⾦額⾯は確かに気になりますが、まずは希望の暮らし⽅をイメージして、その思いを担当者に相談するところから始めることをお勧めします。
右の図は外構プランを⽴てる上での建物との導線の関係性をあらわしたものになります。もし、住宅の間取りもまだ完成していない状態であれば外構の導線も含めた間取りを検討されるとよいでしょう。仮に既に間取りや⼟地に対する建物の配置が決まっていれば間取りに合わせた外構プランを担当者に相談するとよいでしょう。
住まいづくりに必要な検討ポイントを、いくつかまとめてみました。それぞれの項⽬をご確認いただいてお客様ご⾃⾝でも⼀度考えてみるとよいでしょう。

住まい作りに必要なポイント
Point 1

道路と接している⾯の⻑さ隣家‧周囲の環境、間取りを考えて、駐⾞スペースの位置や⽞関アプローチ、庭の位置を決める
Point 2

⽞関ドアを開けて通⾏⼈と⽬が合ったしまったり中を⾒られないように、エントランスと⾨との位置、⾓度を確認する
Point 3

夜間の防犯⾯や安全性を考慮し、防犯砂利を敷いたりセンサーライトの設置を検討する。
Point 4

外観の演出⾯からシンボルツリーや外壁を照らす屋外照明を考えてみる
Point 5

駐⾞場の広さは、将来的な⾞の買い替え、台数の追加を含めてサイズや位置を考慮して決める
Point 6

フェンスやアプローチ、カーポートで使う素材は住宅の外観と調和のとれるものを選ぶ。なるべく住宅で使っていない⾊やデザインは避ける
どんな⽣活をしたいか、イメージがなかなか湧かない場合は、雑誌や実際に建っている家を写真に撮ったりしたものを担当者に⾒せることで、イメージの共有が早くできると思います。結果的に⾦額が⾼くなることもありますが、そこから優先順位を定めて以下のように整理をすることで、実際に出せる⾦額に近づけていく作業をしていくとよいでしょう。


- ① どうしても譲れないもの
- ② ⼀部妥協して素材やグレードを落として施⼯してもらうもの
- ③ 今回は⾒送って将来またお⾦が貯まった際に施⼯してもらうもの
- ④ 実際には使⽤頻度も⾼くないためあきらめるもの
「予算はいくらですか?」という
業者の質問にはすぐ答えない

仮にもし、前述のように「できるだけ安くお願いします」であったり「100万までしか出せないので、収まるようにプランしてください」とお願いしていると、必要なものがついていなかったり耐久性が低く数年後にリフォームしなければならない、なんてこともあるかもしれません。
なので外構業者に相談する際、何のヒアリングもされずに「予算はいくらぐらいを考えていますか?」と聞かれたとしても、すぐには答えないようにしましょう。
それはお客様⾃⾝も根拠を持たない⾦額を発することになりかねませんし、その⾦額で希望のお庭づくりができる保証は何もないからです。それでもやはり⾦額感を⾃分たちも把握しておきたいし、業者にも伝えたいとお考えでしたら、住宅の建築予算の1割程度を⽬安に考えるといいでしょう。
住宅に1,500万かける場合はエクステリアに150万となります。
リガーデンで考えている場合は、プランによっては現存するものの解体‧撤去⼯事費⽤が別途発⽣することがありますのでご注意下さい。
