後悔しない外構工事とは?
1.外構⼯事をした⼈の共通する後悔ポイントとは?
完成してからお庭にお悩みを
抱く方は少なくありません!
⼀例ですが、初めて家を建てた⼈が右記のような思いを抱いていることは、意外と少なくありません。
これからの家族の暮らしを考えて、「よし、家を建てよう!」と一大決心をした場合、その後は色々と情報を集めたり、住宅展示場で実物を見て、少しずつ自分たち家族にとって暮らしやすい理想の家づくりを進めていくと思うのですが、いざ家が完成してみると「あれ?」っと思うことが少しずつ⽬についてきます。
それも家の中ではなく、家の外に。
それはなぜなのでしょう?
「家」と「庭」の両⽅がちゃんと成⽴してこそ、はじめて「家庭」が作られるはずなのに、なぜ家の外には⽬が向かなったのでしょう?
後悔している⼈の話を聞いたり調べたりすると、実はいくつかの共通点がありました。
後悔する⼈の4つの共通点
家づくりをする上で、庭や駐⾞場などの家の外に配置するものも含めての家づくりをしていなかった
家づくりをする上で、庭や駐⾞場などの家の外に配置するものも含めて予算をたてていなかった
エクステリアに関する情報収集を全然できていなかった
家をつくる会社に外構‧エクステリアも任せきりになっていた
原因は「家づくり」を始めるとき
外構を後回しにしてしまうこと
正確に言うと、後回しにしてしまっているのではなく、後回しだという事にすら気づいていないと言うのが正しいでしょうか。
色々なお客様にヒアリングすると、家づくりは『庭』がセットだと思っているお客様が多くいました。
家づくりを行う業者は、庭づくりも一緒に考えてくれるんだと。
「え、当然でしょ?」と思うのかもしれませんが、業者側の考えや体制は異なります。
つまり、この時点で既に、住宅業界側の「考え」とお客様側の「思い込み」に齟齬(そご)が生まれてしまっています。
どういうことなのでしょうか?
2.外構の失敗は新築を建てる際のプロセスにあった
住宅メーカーや工務店は
「住宅」のプロであって
「外構」のプロではありません
初めての家づくりをする⽅は、まず建物の事を中⼼に家づくりを考えがちですが、それは住宅メーカーや⼯務店といった実際に家を建てる会社も同じです。⾃社に家づくりを頼まれたお客様の家を、出来るだけ希望通りに建てたいという思いと、エクステリアは建築⼯事に当てはまらないため後回しでもいいだろうと考え、打ち合わせを進めていきます。
そのため、この時点で施主も施⼯者もエクステリアの事が置いてけぼりになっている状態です。
事実、住宅会社の多くは、庭づくりは外注や協力会社に丸投げです。
つまり、住宅会社は庭については後回しでお客様の予算は家づくりに最大化させようと必死です。
家の建設が始まってから
外構・エクステリア工事を考え
始めてしまった場合
外構工事を含まない費用計算
施主様
間取りや内装、住宅設備などに意識が偏りすぎてエクステリアへの考えが後回しになりがち。家づくりに予算をかけているためエクステリアを安く抑えたい。
外構工事を含まない費用計算
間取りが決まって、システムキッチンや浴室トイレなどの設備、床材や壁紙なども決めていくと、家を建てるのにかかる費用がおおよそ固まってきます。このタイミングで外構の事を考えていなかったとしたら、外構のためのお⾦も予算も考えていませんので、追加でお⾦がかかることを認識します。
もし施⼯者側で付帯⼯事としてある程度の⾦額を⾒積もっていたらまだありがたいですが、住宅を中⼼に⾒積もられているのでさほど多くの⾦額は割り当てれらていないことが⼀般的です。
「できるだけ安く」エクステリアを依頼
あまりエクステリアに予算を裂けない・・・
ハウスメーカー
家づくりがメインのため、エクステリアは「付録」という意識になりがち。エクステリアは専⾨外なので、下請けの⼯事会社に依頼する。
あまりエクステリアに予算を裂けない・・・
既に住宅の予算は固まっているので削ることは難しく、頭をよぎるのは「エクステリアにはあまりお⾦をかけないようにしよう」という思いです。もしくは「エクステリアのことは最低限にして建物完成後しばらくしてからじっくり考えよう」と今回の⼯事を⾒送ることを検討し始めるかもしれません。
そのため、担当者には「できるだけ安く駐⾞場やアプローチを作ってください」とお願いをします。
安いプランで外構⼯事を依頼
お金のかからない材料でエクステリア施工
施⼯業者
費⽤を抑えて⼯事をするため、賃⾦が安く施⼯技術が低い新⽶の職⼈さんを使って⼯事をすることも…。
お金のかからない材料でエクステリア施工
担当者は施主の依頼通りにできるだけお⾦をかけずに、と下請けの外構業者に依頼します。そして、依頼を受けた下請けの外構業者はできるだけお⾦のかからない材料を選んで、⼯事をします。
あるいは賃⾦の安く施⼯技術が低い新⽶の職⼈さんを使って⼯事をすることもあるかもしれません。
ようやく建物も外構も⼯事が終わり、完成した家を眺めます。するとこだわって建てた住宅に対して、お⾦をかけずにと頼んだエクステリアは安い資材で作られて、貧相に⾒えてしまっています。さらに実際に⾞を⽌めてみると出⼊りがしづらかったり、⽬隠しに植えてもらった植栽があまりにも低く⽬隠しになっていなかったり…。
結果
こんなはずじゃなかった…
- 安くカンタンな⼯事でできる、ありきたりなエクステリア
- 停めづらい駐⾞場や⼊りづらいアプローチ
- 外から⽬隠しがないエクステリア
では、この問題点をどのように解決していったらいいのでしょうか?
解決策としては以下のような対策をしていく必要があると思います。
1
担当者に外構を含めた
図⾯設計を
早い段階で依頼する
現在家づくりをしている方は住宅会社の担当者に、家づくり業者を検討中で契約前の方は、その営業マンに、こちらから外構の話を持ち掛けてみましょう。
もし担当者が「まずは家の事を固めてから外回りを合わせていきましょう」なんて言ってきたら要注意です。
家づくりのことしか考えていません。
2
⾃分でエクステリアに関する
情報
を収集する
また、並⾏して担当者に任せきりにすることなく、⾃分で情報収集をしたりインターネットでお近くのエクステリアができる会社を探してみたり、問い合わせてみるといいでしょう。
smileエクステリアでは、資料請求が可能です。
3
エクステリア専⾨の会社や
外構業者に問い合わせてみる
既に家づくりの話が進んでいて、完成も近づいているようでしたらできるだけ早くエクステリアのできる会社に相談してみましょう。
できれば相談する会社は3社に絞ることがおススメです。1社ではその会社以外⽐較する対象がなく、2社では選択肢が少なく違いの理由を確認することが難しいです。
逆に4社以上だと多すぎて選ぶことが⼤変になってくると思います。なので、問い合わせ先の会社はまずは3社に絞って⾊々と聞いてみるとよいでしょう。
そこにsmileエクステリアもぜひ含めて頂けると嬉しいです。
エクステリア業者選びに関しては4.「他社とsmileエクステリアとの違いについて」にて紹介しています。良かったらご覧ください。
3.エクステリアは100人100色
外構業者もなかなか
答えられない金額面
「家」と「庭」が揃って、始めて「家庭」になる。家づくりにおいて庭づくりを含めて家回りにも⽬を配りながらプランを⽴てていく重要性を感じつつも、やはりお⾦の⾯も気になってきます。こだわりや希望もあるけど、使えるお⾦に限りもあるため、出来ることなら安く済ませたいという思いは全ての家づくりをしている⽅に当てはまる悩みです。
そうすると、⼀般的にエクステリアにはどのくらいのお⾦がかかるのか気になってくるかもしれません。エクステリアに関する情報は住宅ほど世の中にあふれていませんので、得られる情報を持ち合わせていないお客様だと⾦額感がつかめません。
しかし、実はこの質問は外構業者もすぐには答えにくい質問なのです。
エクステリアは100⼈100⾊、
「完全オーダーメイド」でつくるもの
お客様の要望により全く異なる金額
それは、エクステリアが完全オーダーメイドの商品だからです。
⼟地の広さや形状はもちろん、住宅の外観やイメージ、お客様の希望する暮らし⽅によって、どのメーカーの商品を使うかであったりどんな植⽊を植えるかなどは、お客様によって全く異なります。既に形のある⼯業製品であれば、1つ幾らという定価であったりメーカー希望⼩売価格というものがあったりします。なので例えば42型テレビ1台がどの程度するのかは購⼊する店舗で⾦額差はありますが⽬安の価格帯としては把握することが可能です。
しかしエクステリアの場合、このような購⼊の仕⽅ができないのです。
それは完成品を⼿に取って確認することができず、お客様の要望によって⾦額が変わってくるからです。
植栽工事、金物工事、水道工事・・・
エクステリアには
様々な種類の工事が存在します
また、エクステリアは⼯事であることもすぐには⾦額を出しにくい理由の⼀つとなります。
例えば⾨壁を作るにも、使う材料などによっても⾦額が異なりますし、作り⽅も会社によってさまざまです。また、外構⼯事といっても中⾝には様々な⼯事の種類が存在します。植⽊を植えたりする植栽⼯事から、フェンスやカーポートを設置する⾦物⼯事、駐⾞スペースをコンクリートで舗装するコンクリート⼯事もあれば⽴⽔栓を取り付けるために⽔道⼯事や、夜にシンボルツリーを照らすための照明をつけるとしたら電気⼯事も必要になってくるかもしれません。
ただ、それらすべてが⼀つの会社でできればいいのですが、外構会社にも得意‧不得意があるため、⾃社でできない依頼は別の会社に⾒積もり‧施⼯を依頼することになります。
⾦額⾯はもちろん⼼配だが、
まずは希望のお庭づくりから相談
なので⾦額⾯は確かに気になりますが、まずは希望の暮らし⽅をイメージして、その思いを担当者に相談するところから始めることをお勧めします。
右の図は外構プランを⽴てる上での建物との導線の関係性をあらわしたものになります。もし、住宅の間取りもまだ完成していない状態であれば外構の導線も含めた間取りを検討されるとよいでしょう。仮に既に間取りや⼟地に対する建物の配置が決まっていれば間取りに合わせた外構プランを担当者に相談するとよいでしょう。
住まいづくりに必要な検討ポイントを、いくつかまとめてみました。それぞれの項⽬をご確認いただいてお客様ご⾃⾝でも⼀度考えてみるとよいでしょう。
住まい作りに必要なポイント
Point 1
道路と接している⾯の⻑さ隣家‧周囲の環境、間取りを考えて、駐⾞スペースの位置や⽞関アプローチ、庭の位置を決める
Point 2
⽞関ドアを開けて通⾏⼈と⽬が合ったしまったり中を⾒られないように、エントランスと⾨との位置、⾓度を確認する
Point 3
夜間の防犯⾯や安全性を考慮し、防犯砂利を敷いたりセンサーライトの設置を検討する。
Point 4
外観の演出⾯からシンボルツリーや外壁を照らす屋外照明を考えてみる
Point 5
駐⾞場の広さは、将来的な⾞の買い替え、台数の追加を含めてサイズや位置を考慮して決める
Point 6
フェンスやアプローチ、カーポートで使う素材は住宅の外観と調和のとれるものを選ぶ。なるべく住宅で使っていない⾊やデザインは避ける
どんな⽣活をしたいか、イメージがなかなか湧かない場合は、雑誌や実際に建っている家を写真に撮ったりしたものを担当者に⾒せることで、イメージの共有が早くできると思います。結果的に⾦額が⾼くなることもありますが、そこから優先順位を定めて以下のように整理をすることで、実際に出せる⾦額に近づけていく作業をしていくとよいでしょう。
- ① どうしても譲れないもの
- ② ⼀部妥協して素材やグレードを落として施⼯してもらうもの
- ③ 今回は⾒送って将来またお⾦が貯まった際に施⼯してもらうもの
- ④ 実際には使⽤頻度も⾼くないためあきらめるもの
「予算はいくらですか?」という
業者の質問にはすぐ答えない
仮にもし、前述のように「できるだけ安くお願いします」であったり「100万までしか出せないので、収まるようにプランしてください」とお願いしていると、必要なものがついていなかったり耐久性が低く数年後にリフォームしなければならない、なんてこともあるかもしれません。
なので外構業者に相談する際、何のヒアリングもされずに「予算はいくらぐらいを考えていますか?」と聞かれたとしても、すぐには答えないようにしましょう。
それはお客様⾃⾝も根拠を持たない⾦額を発することになりかねませんし、その⾦額で希望のお庭づくりができる保証は何もないからです。それでもやはり⾦額感を⾃分たちも把握しておきたいし、業者にも伝えたいとお考えでしたら、住宅の建築予算の1割程度を⽬安に考えるといいでしょう。
住宅に1,500万かける場合はエクステリアに150万となります。
リガーデンで考えている場合は、プランによっては現存するものの解体‧撤去⼯事費⽤が別途発⽣することがありますのでご注意下さい。