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ウッドデッキ

外構におけるウッドデッキ工事費用の目安や相場はどのくらい?種類とともに解説

ウッドデッキ

ウッドデッキは、地面より高い位置に設置する木製(木目調)のテラスのこと。外構の中でも人気の高いパーツです。

設置すればバーベキューやプールなど、庭での時間が思い切り楽しめるほか、リビングとの段差があまりないので洗濯物を干すのにも便利です。

だからこそ、「念願のマイホームの庭には、開放感のあるウッドデッキを置きたい」
と考える方も多いのではないでしょうか。

しかし、憧れがある一方で、どんなウッドデッキにどんな種類があるのか分からなかったり、費用が気がかりで設置に向けて一歩踏み出せないこともあるでしょう。

そこで、今回の記事では以下の点について解説します。

・ウッドデッキの種類
・工事費用の目安や相場
・ウッドデッキ工事を業者に依頼するときの注意点
・工事費用を抑える3つのコツ

この記事を読むと、ウッドデッキ工事費用の目安や相場、デッキ材の種類などが分かります。ウッドデッキの設置に悩んでいる方や、ウッドデッキ選びに迷っている方はぜひご一読ください。

施工例①

ウッドデッキ
ウッドデッキ

ウッドデッキの種類には何がある?

ウッドデッキ

ではまず、ウッドデッキにはどんな種類のものがあるのかを、使用する素材別にご紹介します。

素材の種類は主に4種類

ウッドデッキに使われる素材は、「ソフトウッド(天然木)」「ハードウッド(天然木)」「樹脂木(人工樹脂)」「アルミ」の4種類です。

以下の表に、それぞれのメリット・デメリットをまとめているので参考になさってください。

素材の種類 メリット デメリット
天然木 ソフトウッド ① 加工しやすい、②比較的安価 ① 腐りやすい、②メンテナンスの頻度が高い、③耐久性が低い
ハードウッド ① 腐りにくい、②耐久性が高い ① 固く加工しにくい、②比較的高価
脂木(人工樹脂) ① 変色や腐食が少ない、②シロアリ被害に遭わない、③メンテナンスが楽 ① 表面が気温の影響を受けやすい、②特殊な形状に対応できないことがある
アルミ ① 腐食が少ない、②強度が高い ① 破損したら修理が簡単にできない

天然木全体の特徴としては、自然な風合いが楽しめる点が挙げられます。経年劣化はしますが、年々印象を変化させる様子を「味」として感じられるのもメリットです。

ソフトウッドとは、レッドウッドやウエスタンレッドシダーなどの広葉樹からできた材木のことです。
一方、ハードウッドは針葉樹です。代表的なものとしてはイペ、ウリン、イタウバ、サイプレスなどが挙げられます。

それぞれ色味にも特徴があるので、自宅の外観に合ったものを選ぶと統一感が出て素敵ですよ。

ウッドデッキ工事費用の目安や相場について

ウッドデッキ

自宅にウッドデッキを設置しようと考えたとき、種類と同じく気になるのは工事費用ではないでしょうか。

一般的によく選ばれるサイズで1.5間×3尺(※1間=約1818㎜、1尺=約303㎜)のサイズのウッドデッキ工事費用の相場は、商品代・工事代含み100,000~200,000円です。
費用は採用する素材やデッキの広さなどに左右されます。また、付けるオプションによっても費用は異なるのです。

そこでここでは、以下の点について解説します。

・素材別の工事費用目安
・オプションの費用目安
・メーカー別おすすめ製品例

では順番に見ていきましょう。

ウッドデッキの素材ごとの費用目安

素材ごとの設置費用目安は以下の表の通りです。

素材の種類 費用目安
天然木 ソフトウッド 1㎡あたり30,000~80,000円
ハードウッド 1㎡あたり50,000~100,000円
樹脂木(人工樹脂) 1㎡あたり40,000~70,000円
アルミ 1㎡あたり40,000~70,000円

初期費用の比較では、ソフトウッドが最も手軽な素材であることが分かります。

また、設置場所によっては土間打ちコンクリートの施工(1㎡当り10,000円~)や束石の設置(1箇所当り1,500円~)が必要です。

オプションの費用目安

ウッドデッキを設置するとき、フェンスや階段など同時にオプションを付ける方も多くいらっしゃいます。

ここではよくあるオプションの費用目安をご紹介します。

オプション 費用目安
手すり、フェンス 1mあたり20,000円~
階段 1段あたり15,000円~
屋根 100,000円~

同時に屋根をつけると工事費用は跳ね上がります。しかし、屋根を後付けにすると新たに基礎工事を行ったりデッキを一部カットしないといけなくなることも考えられます。

そのため、可能であれば同時に設置することをおすすめします。

メーカー別おすすめの製品例

では、実際に販売されているウッドデッキの製品例をご紹介します。

記載の本体価格は定価です。施工の際には、依頼する業者によって6~7割の割引になることもあるので、気になるものがあれば問い合わせてみましょう。

●LIXIL

・樹ら楽(きらら)ステージ

ウッドデッキ

提供元:LIXIL

樹ら楽ステージは、サイズやデザイン、色味にバリエーションがあり、敷地に合わせた設置が可能な樹脂木デッキです。

表面には太陽光を反射することで昇温抑制効果のある特殊な塗料が塗られているのも特徴のひとつ。夏季でも極端な温度上昇を防ぎます。

【本体価格】262,500円(2.0間×6.0尺) ※工事費別途

・デッキDS

ウッドデッキ

提供元:LIXIL

デッキDSは樹脂木でありながら、まるで天然木のような風合いを持つウッドデッキです。

シックハウス症候群の原因となるトルエン、キシレンやホルムアルデヒドを含む素材は使われていないので、小さな子どもやペットがいても安心です。

【本体価格】336,000円(2.0間×6.0尺)  ※工事費別途

●三協アルミ

・ひとと木2

ウッドデッキ

提供元:三協アルミ

ひとと木2は天然木の風合いを再現した樹脂木デッキです。

表面に滑りにくく熱くなりにくい加工がされており、小さい子どもやペットの遊び場にもぴったりです。

【本体価格】255,900円(2.0間×6.0尺)  ※工事費別途

・ひとと木キュアーズ

ウッドデッキ

提供元:三協アルミ

ひとと木キュアーズはひとと木シリーズの上位モデル。よりリアルな木肌の風合いや色味を再現した樹脂木デッキです。

同じ素材のフェンスやアイアン調の手すりと組み合わせることで、理想の空間にコーディネートすることが可能です。

【本体価格】319,000円(2.0間×6.0尺)  ※工事費別途

●YKK AP

・リウッドデッキ200

ウッドデッキ

提供元:YKK AP

リウッドデッキは再生木を利用した樹脂木デッキです。

板材と板材の間にすき間がないため、下から生えてきた雑草を気にする必要がありません。メンテナンスの手間もかからないため、お手入れの手間が少ないデッキと言えます。

【本体価格】274,100円(2.0間×6.0尺)

ウッドデッキを工事業者に依頼するときの注意点

ウッドデッキ

ウッドデッキ工事を業者に依頼するときには、以下の2点に注意しましょう。

・設置目的を明確にする
・設置後のメンテナンスについても考えておく

ウッドデッキ設置のイメージが湧いたところで、早速業者に連絡したくなる方もいらっしゃるかもしれません。

でも、設置を業者に依頼する際に、事前にチェックしておくべきことは他にもあるのです。

「せっかく作ったけど、思ったほど使わなかった」
「メンテナンスの手間が予想以上にかかってしまい、負担になる」

憧れのウッドデッキを付けたのに、こんな事態になってしまうのは悲しいですよね。

ここで紹介する2点を確認することで、ウッドデッキ工事の失敗を防ぎましょう。

設置目的を明確にする

ウッドデッキ工事を依頼する前に、設置目的は明確にしておきましょう。

たとえば、小さな子どもの遊び場にするのが目的であれば、裸足で歩けるようにささくれの少ない素材を使うとよいでしょう。また、バーベキューをしたい場合は、燃えにくい素材を選んだり、椅子や机が人数分置ける広さのデッキにする必要があります。

もし設置目的をはっきりさせる前に取り付けてしまうと、使い勝手が悪くなり、せっかくのウッドデッキが単なる高価なインテリアに終わってしまうこともあるのです。

ウッドデッキのある生活を満喫するためにも、設置工事の前に目的をはっきりさせることが大切と言えます。

設置後のメンテナンスについても考えておく

ウッドデッキの素材選びをするときは、設置後のメンテナンスまで考慮しましょう。

たとえば、ソフトウッドは初期費用を見るとほかの素材より安価です。しかし劣化や虫被害の影響を受けやすいので、年に1度は防腐剤を塗るなどのメンテナンスが必要になります。そのため、忙しい毎日を送っており、こうした作業に割ける時間が少ない方には不向きと考えられます。

もしメンテナンスをしなければ、ウッドデッキは腐ってしまい、耐久年数は落ちます。

ウッドデッキを長く楽しむためにも、設置後のメンテナンスにかけられる手間や費用をあらかじめ考えておくことは重要です。

ウッドデッキ工事費用を抑える3つのコツ

ウッドデッキ

ここまで読んできて、「やっぱり憧れのウッドデッキを庭につけたい!」と意気込んでいる方も多いのではないでしょうか。

でも、いざ行動に移すとなると、工事費用はできるだけ抑えたいのが本音ですよね。

そこで、最後にウッドデッキ工事費用を抑えるコツを3つご紹介します。

・相見積もりをとる
・オプションを絞る
・DIYに挑戦する

上手にコストを抑え、後悔のない設置工事を目指しましょう。

相見積もりをとる

相見積もりとは、複数の業者から同時に見積もりをとることです。

ウッドデッキの耐久年数は約10~20年と言われています。人生でウッドデッキ工事を何度も経験する方は少ないでしょう。

そのため、もし1社だけの見積もりをとっても、それが高いのか安いのか、施工内容が十分なのか足りないのかの判断ができないのです。

業者によっては、相場より安い料金の見積もりを出しておいて、工事が始まってからオプションとしてさまざまな工程が追加されることもあります。すると、実際にかかった費用が見積もり時の金額とかけ離れてしまうのです。
(安さだけに飛びつくのも危険だという一例です)

相見積もりをとれば、費用だけでなく施工内容も比較できるので、知識や経験がなくても効率よく自分に合った業者選びができます。

もし何件もの見積もりをとるだけの時間的余裕がない場合は、ネットの一括見積サービスを利用するのがおすすめですよ。

オプションを絞る

予算と見積もり金額に開きがある場合、オプションを絞るのもコストダウンには有効です。

たとえば、屋根の付いたデッキは見栄えは良いですが、コストは高くついてしまいます。もし雨が降る日に外に洗濯物を干したり、子どもを遊ばせる必要がないのであれば、思い切ってオプションを外すことでかなり工事費用を抑えることができます。

ポイントは、そもそもの設置目的に合った機能性は残すことです。

このように、設置目的と金額のバランスを取りながらオプションを絞っていくと、予算に近づけながら満足度の高いウッドデッキを手にいれられます。

DIYに挑戦する

DIYが得意であれば、手作りのウッドデッキに挑戦してみるのもよいでしょう。

DIYの場合施工費用がかからないので、工事費用をぐっと抑えることが可能です。

また、自分で作ることで、自由な広さや形にできます。お気に入りのデッキが完成すれば、自宅への愛着も一層深まりますよ。

ただし、DIY初心者の方にとってはウッドデッキ設置のハードルは高いのでおすすめできません。

たとえば天然木を使ったウッドデッキを作る場合、木には湿気によって伸縮する特性があることに注意が必要です。専門業者は事前に計算に入れて施工するのですが、知識や経験が浅いとそこまでの配慮は難しいでしょう。

さらに、基礎作りの精度によっては出来上がりの水平・垂直・直角などの見栄えにも差がついてしまいます。

DIYの腕に自信がないのであれば、業者に依頼するのが安心です。

まとめ

ウッドデッキ

今回はウッドデッキ工事費用の目安や相場、種類などについて解説しました。

ここでこの記事の内容を振り返ってみましょう。

・ウッドデッキの素材には「ソフトウッド」「ハードウッド」「樹脂木(人工樹脂)」「アルミ」がある
・1.5間×3尺のサイズのウッドデッキ工事費用の相場は、商品代・工事代含み100,000~200,000円。費用は使用する素材やデッキの大きさ、オプションなどに左右される
・ウッドデッキ工事を業者に依頼する前に、「設置目的を明確にする」「設置後のメンテナンスについても考えておく」ことが必要
・工事費用を抑えるには、「相見積もりをとる」「オプションを絞る」「DIYに挑戦する」ことが有効

ウッドデッキを設置すれば、家での過ごし方がより充実するだけでなく、洗濯物を干したり取り込んだりが楽になるといった機能面でのメリットもあります。

素材の特徴やコスト面を考慮しながら、ぜひ理想のウッドデッキがある暮らしを実現してください!

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